ミスを減らすことが合否を決める
中学受験の算数は、1問の配点が4点から5点あることが多く、単純な計算ミスで合否が決まってしまうこともあります。
また、問題の読み違えや、単位の間違えなど、単純なミスで点数を落とすこともなくすようにしていかなければなりません。
難しい問題を解けるようにすることも大切ですが、出来る問題でミスをしない勉強を普段からすることに重点を置いてください。
よくやるミスを分析する
まずは、お子さんが過去にやった確認テストや模試などで、どんなミスをしているかを見直してみましょう。
計算の途中で単純なミスをしていることが多い場合は、集中力が続いていないことがあります。字が雑で自分の書いた数字を間違って読んで途中計算が間違っているかもしれません。
また、文章題などの読み間違いや、問題に対する勘違いいで点数を落とすことがよくあります。
合計を求めるのに、一方しか求めていなかったり、単位の換算をしていなかったなど問題を最後まで読んでいないで慌てて解いてしまう癖にも注意してください。
また、単純に時間がなくて焦っているうちにミスが多くなっていることもあります。
お子さんがやりやすいミスの傾向を書き出してみるようにしてください。
計算は丁寧に時間内にやる練習をする
計算ミスが多い場合は、普段から時間内に正確にやる練習が出来てないことがあります。
正答率が悪い計算練習をやっていると、間違えるのが当たり前になるので、100%出来て当たり前なレベルの計算ドリルを時間内に必ず解く練習をしてください。
文字は綺麗に書くことより、自分が読める字はやく書く練習が必要です。小さい字だと間違えやすい場合は大きいマス目のノートを使って練習するようにしましょう。
またテストでは計算用紙の余白を上手く使うことも大切です。裏紙やコピー用紙など、真っ白な紙を上手く使えるような練習をしましょう。
計算するための余白を上手く使っているお子さんは、計算ミスが比較的少ないように思います。
どこに何が書いてあるか分からなくなるくらい、ぐちゃぐちゃになる癖がある場合は線を引いて計算する領域を分割してもいいでしょう。
問題文に下線部をひいて大事なところを確認する
文章題などの読み違いや、問題に対する勘違いが多い場合は、問題文の重要な所に下線部を引くように指導してあげてください。
最後に何を求めるか、単位はどうするかなど、問題を読んだ時に注意しなければいけない点を問題を解く前に確認する癖をつけることが大切です。
問題を解いた後に確認するようにする
普段の学習の中で問題を解いた後に、一度自分が書いた答えがこれでいいのか確認する習慣をつけるようにしてください。
宿題を機械的にやって終わらせたり、解いてに答えあわせをして、合っていた、間違えただけで終わってしまうと、自分がミスしやすいところに気づかないことが多くなります。
答えあわせをする前に、出来ているかを自分で確認することが大切です。
自分でミスに気づけるようになれば、テストでのミスも少なくなっていきます。
全部解こうとしないで出来る問題を確実にやる
実際の入試で算数は全問正解を目指す必要はありません。
中学入試向けの模擬試験は計算問題や基本問題からかなりの難問まで含まれています。ほとんどのお子さんが全部の問題を解く必要はないでしょう。
ただ計算問題や小問集合は出来ることが前提で出題されていることが多いです。ここで確実に点数を取れないと、平均点に届かなくなってしまいます。
テストの時に出来ない問題に悩むより、出来るはずの問題でミスがないか、計算が間違っていないかを見直すように指導してください。
ミスしない気持ちで普段の宿題や勉強をやる
普段の学習から、単純なミスをしない気持ちで勉強する習慣をつけないと、本番でも必ずミスをしてしまいます。
宿題をやるときに、ただ数をこなすだけではなく計算ミスはしないという気持ちで取り組んでください。
学校のテストも必ず100点を取るつもりで取り組んでいけば、中学受験の本番でも集中出来るようになると思います。
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