いろいろな解き方を身につけた方が良い
中学受験の勉強をしている生徒の算数の解き方を見ていて気になるのは、塾の講師が説明する解法と全く同じ解き方をしなければならないと思ってい
る子が多いことです。
受験算数の解き方は1つでないものが多いです。
算数は理解しやすい方法はそれぞれ違ってきます。出来るだけ自分で分かりやすく解きやすい方法を探すことが大切です。
この問題は面積図で解かなければならないと頭でパターン化してしまうと、面積図を書かなくても簡単に解ける問題まで面積図を書いて時間がかかってしまうこともあります。常にどうすれば「出来るだけ簡単に解けるか」を考えるようにしてください。
テスト直前は混乱しないように1つの解き方で
ただし小テストの前などは、いろいろな解き方を考えていると混乱してしまうことがあります。また、その単元を習ったばかりですと、問題を解くことに必死になって、いろいろな解き方を考えている余裕もなくなります。
まずは分かりやすい解き方を身につけて、少しずついろいろな方法を考えるようにしてみてください。
解法を覚えるのでなく考える習慣を
「解法を覚える」ということは、あくまでも効率よく解く受験技術です。しかし、解法を覚えてばかりでは、応用力を身につけることはできません。
パターン化した問題しか解けないのでは、受験できる学校も限られてきてしまいます。
本当に算数の力をつけたいのであれば、「自分で解法を考えてみる」時間の余裕が必要です。いろいろな解法を考えた中で、一番効率の良い方法を見つけ出すことが出来ない
と、真の算数の力はつきません。
中学受験の学習に追われてしまうと、この余裕がなくなって、解法を覚えることに必死になってしまいがちです。たくさんの問題を解くことも大切ですが、それだけでは算数の学力は伸びないままになってしまいます。応用力をつけるために、1週間に1度でいいので1つ1つの問題にじっくり向き合う時間を作るようにしてみてください。
↓自分で図を書いて考える習慣をつけることが大切です
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