低学年のうちは家庭学習の基礎作りをすることが大切
最近では少しでも早く受験準備をしようと、低学年のうちから中学受験の準備のために塾通いするお子さんも増えているようです。
しかし、低学年のうちから塾頼りの勉強法が身につかず自主学習力がつかず、5、6年生になって伸び悩むこともあります。 難関校を目指すには、かなりの勉強量が必要ですが、塾に通えばそれだけ費用の負担も大きくなりますし、5、6年生になって勉強が難しくなった時に伸び悩んでやる気をなくすことにも繋がりかねません。
低学年のうちは、自発的に学習が出来るような習慣づけをすること、受験に耐えられるような体力をつけることが大切になります。
小学校3年生までは、家庭で自分で学習出来る習慣をつけるように心がけることをおすすめします。
小学1、2年生のうちは遊びの中に勉強を取り入れる
1、2年生のうちから、問題演習ばかりやる勉強法はおすすめできません。この時期はお子さんの勉強に対する好奇心を増やして、実際に使える知識を増やすような工夫をしましょう。
読書の量を増やす、パズルで問題を解いてみる、博物館に行ってみるなど、家庭での工夫が必要です。大切なのはお子さんを勉強嫌いにしないことです。教材も楽しみながら勉強出来るものを選ぶようにしてください。
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塾に通う場合は、お子さんが塾に慣れて遊びの中で勉強出来るような週1回くらいのコースを選ぶようにしましょう。お子さんが行きたくないのであれば無理に行かせる必要はありません。
また、中学受験を乗り切るためには、体力をつけることも大切です。外で遊ぶ機会を増やす、スポーツ教室などに通ってみるなど、体を動かす機会を増やすようにしてください。
自分で学習する力をつけていく
中学受験向けの塾に入ると多く課題や宿題をこなしていかなければならなくなります。自分で課題を見つけて学習する習慣がついていないと、毎日ただ忙しくこなしているだけで成績に繋がっていかなくなります。
中学受験をこなしていくには低学年のうちから、出来ること、出来ないことを自分で判断して、出来ないことをどうやって克服していくか考える力をつけなければなりません。
例えば縄跳びの二重跳びが出来るようになるに毎日少しずつ課題を決めて練習するようなことを、学習においても考えるようにすることが求められます。
勉強以外でも出来ないことや苦手なことをどのように克服していくかを自分で考えるような習慣をつけるように、お子さんと向き合っていってください。
毎日家庭学習が出来る生活習慣を身につける
中学受験生の生活はとても忙しいものです。学校の宿題の他に、大量の家庭学習をこなしていかなくてはなりません。
そのためには毎日の時間の使い方や習慣づけが大切になります。お子さんの生活習慣を見直して、毎日しっかり家庭学習が出来る時間を作ってください。
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ただ、低学年のうちからあまり余裕のないスケジュールを組み、受験勉強を本格的に始める前に疲れきってしまわないように注意してください。計画を立てるときは、必ず休む日を作るようにしましょう。
学習習慣がついてきてからやること
家庭学習の習慣がしっかりついてきて、学校の勉強だけでは物足りないとお子さんが感じていたら、中学受験に向かう準備を始めてみてください。
中学受験向けの教材を試してみる
家庭で学習をする習慣がついてきたら、中学受験生向けの教材を利用してみましょう。
最近の教材は塾に行かなくても中学受験の基礎力がつけられる、市販の問題集や通信講座のカリキュラムがたくさん出ていますので、お子さんのレベルや興味に合わせて選ぶことが可能です。
ただし、レベルの高い教材を選ぶ場合は、学校の勉強がほぼ完璧に出来ていないといけません。
現在は大手進学塾や通信講座で通学受験向けのコースもあるので、通信講座で中学受験の適性を見極めることも出来るでしょう。
四谷大塚 リトルクラブ 小学校1、2、3年生を対象とした四谷大塚の教材を使った通信教育
Z会の通信教育 小学生コース
小学校3年生から中学受験向けのコースがあります。やや難しいですが、これについていけるようであれば、4年生以降も通塾なしでも中学受験可能なカリキュラムになっています。
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実力テストを受けて学力を試してみる
学校の成績が良くても、中学受験の塾の勉強についていけないということがよくあります。受験向けの学習には向き、不向きもありますし、受験に対応出来る準備が出来ていないと、塾に入ってもあまり成果が上がらないことになります。
低学年のうちに、公開学力テストを受けてみて、お子さんが受験に対応出来るかどうか判断してみることもおすすめします。
低学年のうちは無理な受験対策はしない
中学受験の準備期間は長くなりますが、ある期間集中して勉強出来る生徒さんの方が成績が伸びていると感じます。低学年のうちからたくさん勉強すればいいというものではありません。
出来るところや興味を持っているところから、少しずつ難しい問題にチャレンジするなど、お子さんのペースに合わせて学習するようにしていってください。