低学年からの中学受験対策:早期準備で身につけたい家庭学習の土台

低学年の受験対策
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低学年のうちは家庭学習の基礎作りをすることが大切です。

最近では一日でも早く受験準備を始めようと、低学年から中学受験の準備で学習塾に通わせるご家庭が増えています。しかし、低学年から学習塾に頼りすぎると自分で学ぶ力が育たず、高学年になって伸び悩み、やる気を失うお子さんも少なくありません。難関校を目指すには、相当な学習量が必要ですが、学習塾に通えばそれだけ費用の負担も大きくなりますし、5、6年生になって学習内容が難しくなった時に伸び悩んでやる気をなくすことにもつながりかねません。

低学年のうちは、自ら進んで学習ができるような習慣づけをすること、受験に耐えられるような体力をつけることが大切になります。小学校3年生までは、ご家庭で自分から学習できる習慣を身につけることを大切にしましょう

1・2年生は遊びを通して学ぶ姿勢を育てる

小学1、2年生のうちは遊びの中に勉強を取り入れる

1、2年生のうちから、問題演習ばかりやる勉強法はおすすめできません。この時期はお子さんの勉強に対する好奇心を増やして、実際に使える知識を増やすような工夫をしましょう。

読書の量を増やす、パズルで問題を解いてみる、博物館に行ってみるなど、家庭での工夫が必要です。大切なのはお子さんを勉強嫌いにしないことです。教材も楽しみながら勉強出来るものを選ぶようにしてください。

楽しんで学習できる低学年向けのおすすめの教材

小学1~3年生対象で、パズルのように楽しく「考える力」を育てるワークです。Z会の6つの思考力(連想力・試行錯誤力・論理的判断力・情報整理力・注意力・推理力)をバランスよく鍛え、知識を活用する力を養います。「わかった!」という達成感を味わいながら、10歳までに身につけたい思考力の基礎を築ける入門書です。

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自分で学ぶ力を育てる

中学受験向けの学習塾に入ると多くの課題や宿題に取り組む必要があります。自分で課題を見つけて学習する習慣が身についていないと、毎日ただ忙しくこなしているだけで成績につながっていかなくなります。

中学受験を乗り切るには、低学年のうちから自分の得意・不得意を把握し、苦手を克服する方法を自分で考える力が必要です。

例えば、縄跳びの二重跳びができるようになるために毎日少しずつ目標を決めて練習するように、学習においても段階的な取り組みができる姿勢を育てましょう。

学習以外でも苦手なことや難しいことをどのように克服していくかを自分で考える習慣をつけるように、お子さんと向き合っていってください。

毎日の家庭学習を支える生活リズムを整える

中学受験生の生活はとても忙しいものです。学校の宿題の他に、大量の家庭学習をこなしていかなくてはなりません。

そのためには毎日の時間の使い方や習慣づけが大切になります。お子さんの生活リズムを見直して、毎日しっかり家庭学習ができる時間を作ってください。ただ、低学年のうちからあまり余裕のないスケジュールを組み、受験勉強を本格的に始める前に疲れきってしまわないように注意してください。計画を立てるときは、必ず休む日を作るようにしましょう。

小学生の習慣づけにおすすめ

小学1・2年生のお子さんの生活習慣を整えるための実践ノートで、不規則な生活が学習や情緒の不安定さにつながることを解決します。計画を立て、実行し、振り返るという一連の流れを通して自立心を育てるメソッドを採用しています。シールや色塗りで楽しく取り組める設計で、お子さんが自ら生活習慣を改善できる力を身につけられます。

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学習習慣がついてきてからやること

家庭学習の習慣がしっかりついてきて、学校の勉強だけでは物足りないとお子さんが感じていたら、中学受験に向かう準備を始めてみてください。

中学受験向けの教材を試してみる

家庭で学習をする習慣がついてきたら、中学受験生向けの教材を利用してみましょう。

最近の教材は学習塾に行かなくても中学受験の基礎力がつけられる、市販の問題集や通信教育のコースがたくさん出ていますので、お子さんの学力や興味に合わせて選ぶことが可能です。

ただし、難度の高い教材を選ぶ場合は、学校の勉強がほぼ完璧にできていないといけません。

現在は大手学習塾や通信教育で自宅学習型の受験向けコースもあるため、通信教育で中学受験への向き不向きを判断することもできます。

低学年向けの中学受験対策講座

  • 四谷大塚 リトルクラブ
    • 小学校1、2、3年生を対象とした四谷大塚の教材を使った通信教育
  • Z会の通信教育
    • 小学生向け学習コース 小学校3年生から中学受験向けのコースがあります。やや難しいですが、これについていけるようであれば、4年生以降も学習塾なしでも中学受験可能なコースになっています。
    • 中学受験向けのコースの詳細は下記をごらんください。
Z会の通信教育 中学受験コース

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実力テストを受けて学力を試してみる

学校の成績が良くても、中学受験の学習塾の学習についていけないということがよくあります。受験向けの学習には向き、不向きもありますし、受験に対応できる準備ができていないと、学習塾に入ってもあまり成果が上がらないことになります。

低学年のうちに、公開学力テストを受けてみて、お子さんが受験に対応できるかどうか判断してみることもおすすめします。

低学年でも受けられる公開テスト

テストの結果を参考に、4年生から学習塾に通うことがよいのかお子さんと相談してみましょう。ただ、この時点で成績が悪くても、中学受験が無理だということにはなりません。6年生まではかなり長く、成績も一気に伸びることがあります。現時点での学習方法の見直しや、将来の進路選択の参考程度に考え、肩の力を抜いて受けてみるとよいでしょう。

低学年のうちは無理な受験対策はしない

中学受験の準備期間は長くなりますが、ある期間集中して学習できる生徒さんの方が成績が伸びているように感じます。低学年のうちからたくさん勉強すればいいというものではありません。

できるところや興味を持っているところから、少しずつ難しい問題に挑戦するなど、お子さんのペースに合わせて学習するようにしていってください。

低学年からの中学受験準備に参考になる本

中学受験専門家が語る、幼児期・低学年からの効果的な「自走できる子」の育成法を紹介した本です。中学受験で成功する子どもの特徴は「自分で勉強する力」にあり、幼少期の過ごし方が将来の学習姿勢を形作ります。忙しい親でも実践できる「逆算式ロードマップ」を通じて、子どもの好奇心を育み、学力の土台を築く方法を解説。「勉強は楽しい」と感じる環境づくりから、家庭での実践的なアイデアまで、受験成功への具体的な道筋を示しています

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