最近の入試では暗記だけでは通用しない
社会は暗記すればいいだけなので、勉強すれば出来るようになるはず、出来ないのはお子さんの勉強不足が原因だと思っている親御さんも多いと思います。
しかし、実際社会が苦手なお子さんの勉強を見てみると、出来ないのは勉強不足だけが原因でないようです。理解出来ない、興味が持てないことをどんなに時間かけて覚えようとしても、頭から抜けていくの繰り返しで、根本的な成績アップに繋がりません。
また、最近の入試ではいろいろな知識をまとめていく総合的な問題や記述式の問題が増えてきているので、用語を暗記しているだけでは通用しなくなっています。
重要事項をひたすら暗記するのではなく、内容を理解して基本的なことを覚えていく学習法が必要となります。
社会を得意にするポイント
社会を得意にするために、普段の学習で以下のことが出来ているかを確認してください。
1.1つの出来事からいろいろなことを関連づけて覚えていくー人物名からやったこと、時代背景から関連する出来事など
2.言葉の意味をしっかり理解して、具体的なイメージがわくようにするー三権分立という言葉があったら、自分で図を書いて説明できるようにする
3.問題文をしっかり読み取ることが出来る。図や資料を読み取ることが出来るー読み取りが出来ないことで、問題が解けてないことがあります。
これらのことを出来るようにするにはしっかりした国語力と、分からないことを自分で調べたり聞いたりして、知ろうという意欲が必要になります。
よく分かっていない場合は、漫画、動画など分かりやすい教材で、理解していくようにしてください。
言葉の意味を理解できているか
社会は小学生は難しい言葉や漢字が多く出てきます。歴史は漢字が多く、現代で使われていないような言葉も出てきますので、1つ1つの意味を理解していくことが必要となります。
公民や地理でも、分かりにくい言葉は多くあります。
塾の授業やテキストで、意味がわからない言葉がないかををお子さんに確認するようにしましょう。
意味が分かっていないことに気づいてないと、文字をなんとなく覚えているだけで成績の向上にはつながりません。
意味が分からないところは自分で調べてみるなど、学習に対する意欲も大切です。
関連づけて覚える
内容を理解したら、テストに対応出来るように覚えていくことが必要になります。
地理の地名などは、地図の上に書き込んで覚えて行きましょう。
歴史は漠然と覚えていないで、いろいろなことを関連づけて覚えるようにしましょう。
例えば、「豊臣秀吉」という人物名を聞いて、いつの時代で、何をした人か、お子さんが具体的に説明出来る必要があります。地理でも、「屋久島」と聞いて、鹿児島県、世界遺産、ラムサール条約、縄文杉などの言葉が出てくるといいでしょう。
地理、歴史、公民を関連づけた問題が出題されることも増えています。1つのキーワードでいろいろなことを連想できるような覚え方をしてみてください。
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興味を持てる教材を使ってみる
歴史マンガが好きで、何度も読み込んでいるような場合は、それほど勉強しなくても点数が取れるということがあります。
また、普段からニュースや政治に関心があって、ニュース番組や新聞を読んでいたり、鉄道など地理関係の趣味があって地名を覚えることが苦にならいようでしたら、中学受験にはかなり有利になります。
社会は興味を持って、好きな分野や得意な分野を作ることが重要になるのです。
低学年のうちからお子さんが興味を持てそうな分野があったら、そこを伸ばしていくようにしてください。
歴史漫画を読んでみることもおすすめします。歴史漫画もいろいろ売られていますので、お子さんが好みに合わせて選んで見てください。
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