中学受験 小6算数|夏前にやるべきことと「やらなくていいこと」の見きわめ方

教科別勉強法
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小6の算数、塾で「ついていけない」と感じたら

 小6になると、多くの塾では新しい単元を学ぶ段階はほぼ終わり、小5までに習った内容の総復習と応用演習に入ります。四谷大塚の予習シリーズ6年上でも、「平面図形と比」や「速さと比」といった重要な単元を、より難しい問題で繰り返し学習する構成になっています。

 ここで大切なのは、小6の授業は「小5までの内容がほぼ身についている」ことが前提で進むということです。つまり、小5までの基本がしっかりできていないまま小6の難しい問題に取り組んでも、なかなか力はつきません。

夏前の塾の内容、全部やる必要はない

中堅校なら出題されにくい発展単元がある

 小6の夏休み前に塾で扱う内容には、すべてのお子さんに必要なものと、難関校向けの発展的なものが混ざっています。たとえば、立体の切断や複雑な場合の数の応用、高度な速さと比の複合問題などは、主に難関校で出題される単元です。中堅校以下の入試では、こうした難問が合否を分けることはあまりありません。

中堅校の合格ラインは6〜7割

 中堅校の合格ラインは、多くの場合6割から7割程度です。つまり、満点を取る必要はなく、基本的な問題を確実に正解することが合格への近道になります。塾の授業が難しくて気持ちが沈んでいるお子さんがいたら、「今の授業が全部できなくても大丈夫」と伝えてあげてください。

算数が苦手なら小5の基本に戻るのが一番の近道

最優先で見直したい4つの分野

 算数に苦手意識があるお子さん、あるいは志望校がそれほど難関校でない場合は、塾の小6カリキュラムを無理に追いかけるよりも、小5までの基本をもう一度固め直す方がはるかに効果があります。

 特に見直したいのは、次の4つの分野です。

  • 割合(百分率・歩合、食塩水、売買損益)
  • 比(比の性質、比例配分)
  • 速さ(旅人算、通過算の基本)
  • 平面図形(面積、角度、相似の基本)

 これらは中堅校の入試でも必ず出題される最重要分野であり、ここを確実にすることが得点の土台になります。小5のテキストやそれに相当する問題集に戻って、基本問題が確実に解ける状態を目指しましょう。

 基本レベルの練習問題プリントはこちらでダウンロードできます。

 中学受験 算数目次

計算力は毎日の積み重ねで伸びる

 単元の復習と並行して、毎日の計算練習も欠かさず続けましょう。計算は「速く」よりも「正確に」を意識することが大切です。分数・小数の四則計算や、円周率を使った計算でミスが出やすいお子さんは、計算用紙に途中式を丁寧に書く習慣をつけるだけでもかなり改善します。

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模試は「正答率の高い問題」に注目する

難問ができないことより、基本問題での失点に気をつける

 小6になると模試を受ける機会が増えますが、ここでも大切なのは「難しい問題ができなかった」ことではなく、「基本的な問題で点を落としていないか」に注目することです。

 模試の結果を見るときは、正答率の高い問題(受験生の半数以上が正解している問題)を自分がきちんと取れているかどうかを確認しましょう。正答率が高い問題での失点は、知識や計算力が足りていないという証拠です。逆に、正答率の低い難問が解けなくても、合否にはそれほど影響しません。

模試の振り返り方

 模試が終わったら、間違えた問題を「計算ミス」「解き方がわからなかった」「時間が足りなかった」の3つに分けてみましょう。計算ミスなら日々の練習で防げますし、解き方がわからなかった問題は該当する単元の復習に戻れます。やみくもに解き直すよりも、原因を分けて対策する方がずっと効率的です。

夏休み以降に向けて、今やっておきたいこと

夏前の基礎固めが夏以降の学習を左右する

 夏休みに入ると、多くの受験生が志望校に合わせた演習を始めます。この時期に効果的な学習ができるかどうかは、夏前の基礎固めにかかっています。

 今の時期にやっておきたいことをまとめると、次のようになります。

  • 小5までの基本単元で、あいまいな部分を洗い出す
  • 塾のテストや模試で、正答率が高いのに間違えた問題を集めて解き直す
  • 毎日の計算練習を欠かさず続ける
  • 塾の授業で「今の自分には難しすぎる」と感じる問題は、無理に追わない

志望校のレベルに合わせた学習を

 夏休み以降は、志望校の過去問も使いながら、その学校に必要なレベルでの演習に切り替えていきます。難関校を目指すなら発展問題にも取り組む必要がありますが、中堅校が志望であれば、基本から標準レベルの問題を繰り返し解いて確実にする方が、はるかに合格に近づきます。

 大切なのは、「できない問題を減らす」ことよりも、「できるはずの問題を確実に取る」ことです。焦らず、お子さんに合ったレベルの学習を積み重ねていきましょう。

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