中学受験生の家庭学習スケジュールの作り方|塾あり・塾なしで何が変わるか

中学受験対策
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 中学受験を目指すお子さんの家庭学習は、塾に通っているかどうかによって、取り組み方がかなり変わります。塾ありの場合は宿題と自主学習のバランスが課題になり、塾なしの場合はそもそも何をどう進めるかという教材選びから始める必要があります。この記事では、それぞれの状況ごとに、無理なく続けられる家庭学習の組み立て方をご紹介します。

塾ありの場合 ー宿題と自主学習をどう両立するか

 大手の中学受験塾は、授業ごとに大量の宿題を出すことで知られています。特に4年生以降になると、週に複数回の通塾に加えて宿題をこなすだけで手いっぱいになる場合も少なくありません。

 こうした状況では、「宿題をこなすことが目的」になってしまいがちです。しかし本来の目的は、宿題をとおして授業内容を定着させることです。こなすだけでは意味がないと感じたときは、一度立ち止まって家庭学習の中身を見直してみましょう。

塾の宿題の優先順位を決める

塾の宿題は、すべてを完璧にこなそうとすると時間がいくらあっても足りません。塾の先生に確認しながら、必ず取り組むべき問題と、余力があれば取り組む問題とに分けて考えると、無理が減ります。

自主学習は「復習」に絞る

塾のある日は宿題だけで十分です。塾のない日に、前回の授業で理解が不十分だった単元を中心に復習する時間を取りましょう。全部を完璧にしようとせず、苦手な部分に絞って取り組むのが現実的です。

週1回、学習の振り返りを

 週末に10分程度、その週の学習を親御さんと一緒に振り返る時間を作ると、小さなつまずきを早めに発見できます。「わからなかったところはあったか」「宿題はこなせたか」という程度の確認で十分です。

 塾の宿題管理などに役立つ1週間の計画表などのテンプレートはこちら

学習計画・学習日記
学習計画表や学習チェックシートです。中学受験の学習はやることが多いので、計画表を作って宿題や自主学習を管理する必要があります。毎日の学習計画、記録、塾の宿題の管理などにご利用下さい。中学受験学習チェック表1週間の学習チェック表です。科目ごと...

塾なしの場合-教材選びがカギになる

 塾に通わずに家庭学習で中学受験を進める場合、最初の問題は教材をどう選ぶかです。大きく分けると、以下の3つの方向性があります。

四谷大塚の「予習シリーズ」・「進学くらぶ」を使う

 四谷大塚の「進学くらぶ」は、早稲田アカデミーをはじめ全国の多くの中学受験塾でも採用されている「予習シリーズ」を使いながら、自宅で塾と同じカリキュラムで学べる通信教育です。実際に校舎の授業を担当している講師の動画授業を受けられるのも大きな特長です。内容は本格的で、塾なし受験でも本格的に取り組みたい親御さんに選ばれることが多いですが、親御さんがある程度内容を把握してサポートできる環境が必要です。

進学くらぶ|中学受験の四谷大塚
小学4~6年生対象。四谷大塚直営校舎と同じ教材を使い、同じテストを受験し、同じカリキュラムに沿って、ご家庭で学習を進めることが出来る通信教育システムです。

市販の問題集で進める

 書店で入手できる「自由自在」シリーズや「塾技100」などは、中学受験の参考書として定評があります。お子さんの理解度に合わせて調整しやすく、費用も抑えられます。

 ただし、複数の教材を組み合わせる場合は「何をどの順番で進めるか」を親御さんが管理する必要があります。

通信教育を活用する

 通信教育は、教材と学習の進め方が一体になっているため、管理の手間を減らしたい場合に向いています。動画授業の質が上がったこともあり、自宅にいながら塾の授業に近い形で学べる環境が整ってきています。

Z会の中学受験コースは難関校を目指すお子さん向けで小3からスタートできます。難易度は高めですが、添削指導と動画授業で着実に力がつくと定評があります。

Z会の通信教育 中学受験コース

進研ゼミ小学講座には、中学受験対策の「考える力・プラス」がオプションとして用意されており、中堅校狙いの場合に取り組みやすい内容です。自宅のみで合格を目指した方も多く出ています。

【進研ゼミ小学講座】

四谷大塚「進学くらぶ」は塾で使っているテキストと動画授業を自宅で使える仕組みで、本格的な受験対策を家庭で進めたい場合に向いています。

進学くらぶ|中学受験の四谷大塚
小学4~6年生対象。四谷大塚直営校舎と同じ教材を使い、同じテストを受験し、同じカリキュラムに沿って、ご家庭で学習を進めることが出来る通信教育システムです。

どの通信教育が合うかはお子さんの学力や目指す学校のレベルによって変わります。まずは無料の資料請求やお試し教材で内容を確認してみることをおすすめします。

通信教育だけで合格できるか

 進研ゼミの中学受験講座では、通信教育のみで私立・国立中学校に合格した志望校合格率として96.2%という数字が出ています。ただしこれは中堅校クラスが中心であり、最難関校を目指す場合は通信教育だけで対応しきれない部分も出てきます。志望校のレベルによって、途中から塾や家庭教師を追加するといった柔軟な判断も必要です。

塾なし受験で大切な「親御さんの関わり方」

 塾なしの場合、親御さんのサポートが欠かせません。とはいえ、親御さんがすべての科目を教えようとすると、親子ともに負担が大きくなります。算数の難問など、教えるのが難しい場面では、動画授業や家庭教師の活用も選択肢として持っておきましょう。親御さんの役割は「全部教えること」ではなく、「学習の流れを管理し、つまずいているところに気づいて手を打つこと」と考えると、無理なく続けられます。

まとめ

中学受験の家庭学習は、塾あり・塾なしによって取り組み方がまったく異なります。塾ありの場合は宿題の優先順位を決め、自主学習は復習に絞ることで余裕が生まれます。塾なしの場合は、予習シリーズのような本格テキスト・市販の問題集・通信教育のいずれかを選び、お子さんと家庭の状況に合った方法で進めることが大切です。

どちらの場合も、完璧を目指すより「続けられる仕組みを作ること」が合格への近道です。

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