中学受験国語 記述問題の勉強法|本文から根拠を探して答案を作る

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 中学受験の国語で、記述問題になると何も書かずに飛ばしてしまう、書いてもほとんど点数がもらえない、という悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。記述問題では、上手な文章を書く力よりも、本文の中から答えの根拠を見つける力が求められます。そして、その力は普段の勉強の仕方で大きく変わります。

 この記事では、記述問題の解き方の基本を確かめたうえで、家庭で記述力を伸ばすための具体的な勉強の進め方を紹介します。

記述問題の答えは本文の中に書かれている

 記述問題で手が止まってしまうお子さんの多くは、答えを自分の考えで一から作らなければならないと思い込んでいます。しかし、中学受験の記述問題では、答えに使う言葉のほとんどが本文の中に書かれています。

 問題を解くときは、まず問いの言葉を確かめて、答えの終わり方を決めましょう。「なぜですか」と聞かれていれば「〜から」、「どういう気持ちですか」と聞かれていれば「〜気持ち」で終えます。そのうえで、本文の中から答えになる部分を探して線を引き、その部分をつなげて答えを書きます。解き方の基本はこれだけですが、実際にできるようになるには、普段の勉強でくり返し練習する必要があります。

普段の勉強では、まず書いてみる

 記述問題の練習で最初に大切なのは、自信がなくても、まず何か書いてみることです。何も書かずに答えを見てしまうと、お子さんが本文のどこまで読み取れていて、どこでつまずいているのかが分かりません。

 家で問題を解くときは、記述問題を飛ばさずに、答えになりそうな本文の一部を書き抜くだけでも構わないので、何か書いてから答え合わせをするようにしましょう。書き抜いた部分が正答と一部でも重なっていれば、お子さんが答えの手がかりを見つけられている証拠です。そこから少しずつ答えを組み立てられるようになっていきます。

書けなかった問題は、正答から考え方を確かめる

 何も書けなかった問題や、ほとんど点数がもらえなかった問題は、正答を使って考え方を確かめます。ここで気をつけたいのは、正答をノートに写して終わりにしないことです。正答を写すだけでは、次に似た問題が出たときに、本文のどこから答えを探せばよいのかが分からないままになります。

 正答を読んだら、まず正答に使われている言葉が本文のどこに書かれているのかを探して、本文に線を引きましょう。次に、問いの言葉と照らし合わせて、なぜその部分が答えになるのかを考えてみます。たとえば理由を聞かれた問題なら、傍線部の前後にある「だから」「〜ので」の部分が答えに使われていることに気づけるかもしれません。気持ちを聞かれた問題なら、気持ちのきっかけになった出来事と、気持ちが表れている行動の両方が正答に入っていることに気づくはずです。

 考え方を確かめたら、数日あけてから同じ問題をもう一度お子さん自身の力で解いてみましょう。本文の中から答えの根拠を見つけて書けるようになっていれば、その問題の考え方が身についたといえます。この「まず書いてみる、正答から考え方を確かめる、もう一度解く」をくり返すことが、記述力を伸ばす一番の近道です。

「やり直しノート」に考えたことを残しておく

 正答から確かめたことは、ノートに残しておくと見直しに役立ちます。ノートを上下に分けて、上に自分の答えを書き、下に正しい答えを書き写したうえで、なぜ自分がその答えを書いたのかを考えて言葉で書くという「やり直しノート」の方法が紹介されています。参照:中学受験 読解&記述の勉強法と問題集

 記述問題では、下の欄に正答だけでなく、答えの根拠が本文のどこにあったか、なぜその部分が答えになるのかも書いておきましょう。ノートを見返すたびに、お子さんが自分の間違えやすいところに気づけるようになります。

書くのが苦手なお子さんは、話して答えるところから始める

 文章を書くこと自体に抵抗があるお子さんは、いきなり答えを書かせるより、口で答えるところから始めてもよいでしょう。佐藤ママとして知られる佐藤亮子さんは、文章を音読しながら説明をはさみ、答えを確認したうえで「このお話って誰が主人公?」「この人は何をしたの?」とインタビューのように質問して、模範解答に近づくように導いていたと話しています。参照:【中学受験】佐藤ママが語る!記述力はこうして伸ばす!

 親御さんが質問し、お子さんが口で答えた内容を、そのまま文にして書いてみると、答えを組み立てる流れがつかみやすくなります。お子さんの答えを見るときは、模範解答とお子さんの答えが同じかどうかではなく、答えに必要な内容がきちんと入っているかを確かめるようにしてみてください。答えに必要な内容が1つでも入っていたら、その部分ができていることをお子さんに伝えましょう。できたところが分かると、お子さんも次の問題に取り組みやすくなります。

書いた答えが、文として正しくつながっているかを確かめる

 答えを書き終えたら、お子さんが自分で声に出して読み、主語と述語が合っているか、問いに合った終わり方になっているかを確かめる習慣をつけましょう。本文の言葉をつなげて長い文にすると、主語と述語が合わない文になりやすいためです。主語と述語の関係があいまいな場合は、文の組み立ての問題で確かめておくと、記述問題の答えも書きやすくなります。

まとめ

 記述問題の答えは、ほとんどが本文の中に書かれています。普段の勉強では、自信がなくてもまず書いてみて、書けなかった問題は正答の言葉が本文のどこにあるかを探し、なぜその答えになるのかを理解するところまで確かめるようにしましょう。正答を写すだけで終わらせず、考えたことをやり直しノートに残し、数日あけてもう一度解き直すことをくり返せば、白紙だった記述問題でも少しずつ点数が取れるようになっていきます。

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