受験勉強は目標を年単位で決めていく
中学受験では、長期的な学習プランや目標をしっかり立てることで、成功しやすくなります。
しかし、受験勉強を始めると、毎週の課題や確認テストなどで忙しくなり、目先のテストの点数ばかりに目が向いてしまうことになりがちです。試験の点数や偏差値に振り回されて、基礎力が抜けたまま受験しかろうじて合格しても、せっかく入った学校で勉強についていけなくなってしまうことがあります。
中高生になったら、いかにお子さんが「自立」して学習出来るかが大切になります。そのためには、長期的な目標をしっかり立てて学習する習慣を身につけて欲しいと思います。
中学受験の長期プランの作り方
塾での本格的な学習を4年生で始めると、3年間受験勉強を続けることになります。長い受験勉強で息切れしてしまわないように、お子さんとしっかり、1年後、2年後、3年後を見据えた目標を計画をまずは作っていきましょう。
志望校を含めた最終目標をしっかり決めておく
中学受験を始める場合、このくらいの学校に入りたいという漠然とした目標を決めていることが多いと思います。
しかし、学校名を決めるだけではまだ中学というものがどういう所か分かっていないお子さんにとっては漠然としたものになりかねません。
「将来○○になるために、こういう勉強をしたい」「サッカーが強い学校に入りたい」「将来留学出来るような学校に入りたい」など中学や高校に入って具体的にどんなことをしたいのかを、良く話し合ってみてください。
親子で具体的な目標を決めることで、受験勉強のモチベーションを高めることが出来ます。
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1年後の目標を決める
受験が迫っている6年生でしたら1年後の目標は当然志望校合格になりますが、それ以外の学年の場合も1年後の目標を決めておきましょう。
塾のクラスを上げる、算数の偏差値を60にする、地理のテキストを3回繰り返すなど、達成可能な目標をいろいろ考えてみてください。
3ヶ月後、半年後の目標を決めておく
3ヶ月くらいで大きめの目標を決めていくことが大切です。6年生になると模試の日程などはある程度分かってくると思いますので、模試に向けての目標点や偏差値を決めてカレンダーに書き込んでみましょう。
また、テストの点数以外でも「夏休みに入ったら1日5時間勉強する」「絶対風邪をひかない」などでもいいので、中期的な目標を決めてみてください。
目標を達成するために何が出来るかを考える
長期的な目標を決めたら、達成するために具体的に出来ることをお子さんと一緒に考えてみましょう。
1日2時間集中して勉強する、毎日理科の暗記をする、何月までに5年生の復習を終わらせる、など決めたことを紙に書いてみてください。
目標や決めたことを紙に書いて貼っておく
長期的な目標ややると決めたことを書いた紙を、学習机の前など目に入りやすい所に貼るようにしましょう。
毎日見ればお子さんのモチベーションも上がります
中学受験では1年をどう過ごすか大切になります。1年先、半年先の目標を決めてから、月ごとの目標を決めていくことが大切になります。
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