中学受験に向かう前に 中学受験をするかどうか

中学受験を決める前に

2016/08/06

大都市圏では相変わらず中学受験熱は下がらず、毎年も多くの小学6年生が受験に挑んでいます。また、公立中高一貫校も増えてきており、地元の公立中学へ行かせるか、中高一貫校を受験するかを迷っている親御さんも増えているでしょう。

塾講師として公立の中高生の学習状況を数年見てきましたが、確かに学校で教えている内容は目に見えて減ってきており、基礎知識が不足している生徒さんが増えているように思えます。ゆとり教育を改善する方向に話は進んでいますが、今までのんびりしてきたのに、急にスパルタにに変えるなんて無茶な話で、しばらく現場は混乱してしまうでしょうし、公立に通わせることに不安に思われる親御さんもきっと多いでしょう。

しかし、私立の中高一貫校に通っている生徒さんが、公立の生徒さんよりよく勉強し、学校生活が上手くいっているかというと、必ずしもそうでもないようです。
私立の中高一貫の生徒さんは、学校の勉強のスピードについていけなくなってやる気をなくしていまうことも多くあります。付属の大学の推薦枠まで成績が届かずアップアップになっていたり、将来の目標が定まらず、何回も大学受験に失敗するケースもあります。

公立がダメだから私立がパラダイスとは決していえません。いじめ問題も当然私学にもありますし、私立の方が何かあっても表沙汰にしにくいという体質があるかもしれません。

「公立」対「私立」という考え方でなく、お子さんに合う学校を選ぶという意識がないと、合格出来ても入学後に上手くいかなくなるということもあるというということを、まずは親御さんがしっかり意識して欲しいと思います。

中学受験をするかどうかを考えるまえに、次のことをチェックしてみてください。

1. お子さんが受験する気があるかどうか

小学生には受験勉強はかなりの負担になります。まず本人が受験する気にならなくては意味がありません。無理に受験させても何もいいことはありません。
中学受験は学校の勉強以外にかなり勉強しなければいけないこと、塾に通うと宿題やテストがたくさんあることなどを、お子さんにしっかり話し、それでも頑張ってお子さんが受験するかどうかを確認してから、受験体制に入りましょう。

6年生からの受験勉強でも合格出来ることはありますし、本人が受験する気になってから中学受験を考えてください。

2. 経済的な負担は大丈夫か

私立中学に通うことを考えればそれなりの費用が必要になります。入学後の費用に関しては学校の資料を集めれば情報は入りますし、早めに準備をすることで対応は出来るでしょう。

しかし、それ以前に塾や参考書、テスト代など、受験するだけでかなりのお金がかかります。塾に通う場合は毎月の通塾代だけでは足りなくなるケースが多いので注意が必要です。

夏期講習などの長期休暇の講習会は、塾にかかる費用が多くなります。また模擬試験や公開テストなどの費用も考えなければなりません。成績が思わしくない場合は家庭教師を頼まなければならなくなるかもしれません。

経済的な負担だけでなく。塾の送迎や面談、学校説明会への出席などなど、保護者がやらなけれないことも増えてきますので、中学受験準備への時間のかけかたを家族で話し合う必要が出てきます。

入学後や大学受験、大学入学後まで、長期的な視野で資金計画が立てられ、家庭でどのくらい対応出来るかをしっかり考えてから受験準備をするようにしてください。

3.お子さんを入れたい学校があるか

具体的な学校を考えずに漠然と受験勉強を始めさせる親御さんがいますが、お子さんの方も漠然と勉強をしてしまい、成績が伸びず、入れるところにとりあえず・・・というケースがよくあります。小学生の学力は3ヶ月単位で激変します。まずは、お子さんを入れたい学校があるかを調べて、目標校を決めてから受験勉強を始めてください。その学校の文化祭などをお子さんと見に行って、お子さんが気に入れば勉強へのモチベーションにもつながります。

4. 家族の意志が一致しているか

夫婦、親子で受験に対する意識がバラバラでは、上手はくいきません。受験を決める前に、家族の意志を一つにして、受験に挑むようにしてください。

いずれにせよ、周囲に流されず、中学受験についてお子さんとしっかり話し合い、お子さんが受験をしたいという意思を持つことが大切です。

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